著 礫川喜望 Koishikawa Kibo
版元 浮木堂 Hubokudo
明治18年(1885)
▼団々社の雑誌などに戯文や狂句などを多く投書していた▼礫川喜望[こいしかわきぼう]が発案をして、『驥尾団子』に掲載されたのち、複数の投書家たちによって数が増えていった『▼ドーデモ英和字彙』を単行本にしたものです。
英和辞典の形式を借りて「俗語」を英単語めかしてつづり、それらにみじかい解釈文をくっつけたもので、現在では明治中期の言葉をのぞき込む一助にもなるかとも思われます。
浮木堂は上京後、本づくりに着手しだした▼宮武外骨[みやたけがいこつ]が本を出すときに使っていた名前で、雑誌の戯文記事を編集してまとめた本などを造っていました。