はしがき 目次
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枸枯飯[くこめし]は、▼五加菜飯[うこぎめし]と同じことで、その若芽を塩ゆでにして、二三時間ばかりも水に浸して置くと、アクが出る。それをしぼって刻んで、それから塩味[しほみ]で炊いた御飯へまぜるのである。これは冷めると美味[おいしみ]がなくなるから、温かい中[うち]に食べなければならぬ。
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